ひとり飲みを楽しんでいると、ふとした瞬間に「隣の席の人と話してみたいな」と感じることがある。かといって、知り合いを急に誘うのは気が引けるし、行きつけのバーでも常連同士のつながりができるまでには時間がかかる。
そのギャップを埋めてくれるのが、飲み仲間を探せるアプリです。ひとり飲みが好きで「誰かと飲みたい」気分になったとき、目的に合ったアプリを知っているかどうかで、その夜の過ごし方が変わります。
ひとり飲みで仲間や出会いを探せるアプリが、今まさに増えている

「マッチングアプリって恋愛用じゃないの?」と思っている人は、まだ多いかもしれません。でも実際には、飲み仲間探しに特化したアプリが複数登場しており、マッチングアプリ自体の使われ方も変わってきています。
調査では、マッチングアプリ利用者の約50%が「遊びやデート相手など友人との交流」を目的にしているというデータがあります。
恋愛だけではなく、気軽に話せる飲み友達を探したいという需要が、確実に存在しているわけです。
「今夜、誰か飲みに行かない?」を実現できる場所として、アプリは機能し始めています。
「ひとりで飲む」から「誰かと飲む」へ切り替えたいシーンが増えている
ひとり飲みには、孤独を楽しむ側面もあります。誰にも気を使わず、好きなペースで飲む。
それはそれで豊かな時間です。
ただ、仕事がうまくいった日に誰かと乾杯したいとか、週末の夜に「今日は仕方なくひとり」じゃなくて誰かと話したいとか、そういう気分になることも珍しくない。
そのときに「誰に声をかければいいんだろう」と思い浮かぶ顔が、あまりないとしたら。そこにアプリが入ってくる余地があります。
ひとり飲みが好きだからこそ、気軽に飲める仲間が欲しい。その感覚、むしろ自然なんだと思います。
アプリを使わずに飲み仲間を探すと、こんな状況になっていく
友人に声をかけ続けると、「また誘い?」という空気になることがあります。
同じ相手に同じ提案をするのは、お互いに少し重くなってくる。趣味の集まりやSNSで知り合いを増やす方法もありますが、「飲み」を主目的にした関係を作るのは、それほど簡単ではありません。
地元のバーに通って常連同士になる、というルートもあるにはあります。ただし時間がかかるし、お店の雰囲気次第でそもそも話しかけにくい場合もある。
「今夜ひとり」の気分を、今夜解決できるかというと難しいです。
アプリは、その「今夜」に対応できる数少ない手段のひとつです。
目的が違うとアプリ選びでつまずく、という落とし穴がある
飲み仲間探しのアプリを探すとき、最初に「どの目的で使うか」を整理しないと、使ってみてから「思ったのと違う」と感じることがあります。
- 仲間づくりが目的か
- 異性との出会いも視野か
- 当日すぐに会えるかどうか
- 同性でも使えるか
- 地方でも機能するか
この5つを頭に入れておくだけで、アプリ選びの失敗はかなり減ります。目的が曖昧なまま登録すると、マッチングしても話が噛み合わないことが多いです。
次のセクションで、目的別に整理したアプリを確認してみてください。
仲間・出会い・ひとり飲みの目的別に整理したアプリ8選

ここでは、ひとり飲みの仲間や出会いを探せるアプリを、用途別に分けて紹介します。先に全体像を確認したい方のために、比較表を置きます。
| 飲み仲間特化 | 異性との出会い | 即日対応 | 同性もOK | 無料範囲 | |
|---|---|---|---|---|---|
| そろよい | おひとりさま交流 | ||||
| ノミトモ | |||||
| ペアーズ | 女性無料 | ||||
| タップル | おでかけ機能 | 女性無料 | |||
| with | 女性無料 | ||||
| D³(旧Dine) | 食事に特化 | 女性無料 | |||
| ハッピーメール | 掲示板 | 掲示板次第 | ポイント制 | ||
| アワーズ | 交流メイン |
「飲み仲間が欲しい」に特化した専用アプリ
飲み仲間探しに特化したアプリのなかで、現在最も注目されているのが「そろよい」です。全日本一人呑み協会の公式アプリで、2020年にリリースされました。
- 全国4,000店舗から一人飲みOKの店を探せる
- 呑み仲間のマッチング機能あり
- マップ検索・キーワード検索が使える
- 一人飲みメニューや予算で絞り込める
- おひとりさまの出会いも対応
店探しとマッチングが一体になっているのが、そろよいの特徴です。「今日は仕方なくひとり」ではなく「今日は誰かと呑みたい」という気分のときに、ピタリとはまるアプリだと思います。
「ノミトモ」も飲み友達探し向けのサービスで、気軽に飲みに行ける仲間を見つけることに特化しています。恋愛色が薄いため、純粋に「飲める仲間が欲しい」という人には使いやすい選択肢です。
「アワーズ」は飲みや趣味を通じた交流を目的としたアプリで、同性同士のつながりにも対応しています。飲み仲間特化型アプリの中では比較的新しいサービスで、参加者の目的意識が揃っているのが特徴です。
「異性との出会い」も兼ねて飲みに行けるマッチングアプリ
飲みをきっかけにした異性との出会いを探したいなら、多機能なマッチングアプリが向いています。ただし、これらのアプリはあくまで「恋愛・婚活がメイン」であり、飲みは「きっかけ」として機能するイメージで使うのが自然です。
ペアーズは国内最大規模のマッチングアプリで、「お酒好き」「ひとり飲み好き」といったタグ(マイタグ機能)で絞り込めます。女性は無料、男性は月額4,100円〜。
会員数の多さから、趣味が合う相手が見つかりやすいのが強みです。
タップルは「おでかけ機能」でお酒を飲める人を募集できる仕組みがあります。女性無料、男性は月額3,700円〜。
カジュアルなつながりを求める若い層に人気で、飲みの誘いを出しやすい設計になっています。
D³(旧Dine)は食事やカフェに特化したマッチングアプリで、「まず会って話したい」という人に向いています。月額料金は25歳以下が3,900円、26歳以上が6,500円(男女同額)。
飲み目的でプロフィールを設定している人も少なくありません。
withは累計会員数が1,500万人規模まで成長しているマッチングアプリです。心理テストや価値観診断を通じて相性の良い相手を見つける設計で、「話が合う人と飲みたい」という使い方にも適しています。
「その日・その場で」合流できる即日型アプリ
即日対応できるかどうかは、ひとり飲みの仲間探しでは重要な軸です。「今夜、誰か飲みに行かない?」というノリに対応できるアプリとできないアプリは、かなりはっきり分かれます。
ハッピーメールは掲示板機能でメンバーを募集できるので、「今夜暇な人いませんか」という投稿が通りやすい設計です。登録するだけで1,200円相当の無料ポイントがもらえるので、最初のハードルが低いのもメリットです。
- そろよい:今夜の呑み仲間を当日マッチング
- ハッピーメール:掲示板で今夜の募集が可能
- タップル:おでかけ機能で当日の誘いOK
即日対応を求めるなら、まずこの3つを確認してみてください。マッチングまでの時間が短い設計になっているかどうかが、選ぶ際のポイントになります。
アプリごとに使い勝手は大きく変わると気づく

正直なところ、アプリは登録してみないと本当の使い勝手はわかりません。
ただ、事前に確認できる軸がいくつかあります。
同性・異性どちらと飲みたいかで、選ぶアプリは変わる
上位サイトでは「飲み友達を探すなら、そろよいのような飲み特化アプリかペアーズのような多機能マッチングアプリを使うべき」という共通の結論が出ています。
これは基本的に正しいと思います。
ただ、「同性の飲み仲間が欲しい」という人には、この結論が半分しか当てはまりません。
ペアーズやタップルは異性との出会いが前提の設計なので、同性との飲み仲間を探す用途には向いていません。同性でも使えるアプリを選ぶなら、そろよい・ノミトモ・アワーズのような飲み特化型が向いています。
目的によって「最適な一択」が変わる、ここは覚えておきたいポイントです。
- 異性との出会いも視野:ペアーズ・タップル・with
- 同性の仲間づくり:そろよい・ノミトモ・アワーズ
- どちらも対応したい:そろよい(おひとりさま交流機能あり)
使う前に「自分はどちらのタイプか」を決めておくと、登録してからの動きがスムーズになります。
無料でどこまでできるかを確認しておく
マッチングアプリは基本的に「男性有料・女性無料」の設計が多いです。
ただし無料でできる範囲はアプリによってかなり違います。
ペアーズは女性無料・男性月額4,100円〜。タップルも女性無料・男性月額3,700円〜。
ハッピーメールは女性も男性もポイント制で、登録で1,200円分のポイントがもらえるのは実際に動きやすいです。
飲み特化のそろよい・ノミトモ・アワーズは基本無料で使えるケースが多く、初期費用なしで試せるのは気軽さにつながります。まずは無料でどこまでできるかを確認してから、有料機能を考えるのが現実的な順番です。
ちなみに、男性向けのキャンペーンで招待コードを使うと一部費用がキャッシュバックされるケースもあります。登録前に確認しておく価値はあります。
地方在住・出張先でも使えるかどうかが分岐点になる
マッチングアプリで地方在住者が一番感じる壁は「そもそも近くに使っている人がいない」問題です。会員数の少ないアプリでは、地域によっては表示される候補が数人しかいないことも珍しくありません。
この視点で見ると、会員数が多いペアーズやwithは地方でも候補が見つかりやすいです。一方で飲み特化アプリは都市圏のユーザーが多い傾向があり、地方在住の場合は選択肢が絞られることがあります。
出張先での単発利用を想定しているなら、全国規模の会員数があるアプリを選ぶ方が現実的です。そろよいは全国4,000店舗の一人飲みOK店と連携しているので、出張先でも店探しと同時に仲間を探す使い方ができます。
飲み仲間・出会いをアプリで実現するために押さえておくべきことがある
アプリをダウンロードして終わり、ではなく、実際に飲み仲間を作るためにやっておくべきことがあります。ここは少し丁寧に見ておきましょう。
最初のメッセージで「飲み目的」を自然に伝える書き方がある
マッチングアプリで「飲みに行きませんか」とメッセージを送るとき、いきなり飲みの提案をすると警戒される場合があります。
特に恋愛・婚活系のアプリでは、飲みを「口実」にしているように受け取られることがあるからです。
名前をつけるなら「飲み前置きトラップ」とでも言いましょうか。飲み目的だと最初から伝えているつもりが、相手には「とりあえず飲みに誘う軽い人」に見えてしまう現象です。
解消するには、プロフィールに飲み好きであることを書いた上で、最初のメッセージは相手のプロフィールについての質問にする方が自然です。「お酒が好きって書いてましたね。どんな系統が多いですか?」のように、話題を飲みに絞りつつも、会話を自然に始めるのがコツです。
- プロフィールに飲み好きを明記する
- 最初は相手の話を引き出す質問から
- 飲みの提案は2〜3往復してから
- 目的をはっきりさせる(仲間として or デートとして)
どちらの意図で誘うかを相手が自然に理解できる流れを作ることで、すれ違いが減ります。
プロフィールに書くべき情報と書かない方がいい情報がある
飲み目的でアプリを使うとき、プロフィールには「どんな飲み方をするか」がわかる情報があると相手も判断しやすくなります。
- 好きなお酒のジャンル(日本酒・ビール・ワインなど)
- よく行くエリアや雰囲気の好み
- 飲みの頻度(週1くらい・月数回など)
- ひとり飲み派か複数人派か
一方で、書かない方がいい情報もあります。職場の具体的な場所、本名、連絡先はプロフィールに書かず、実際に会って信頼関係ができてから共有する流れが安全です。
プロフィール写真については、顔がわかるものを1枚以上入れる方がマッチング率は上がります。
飲み仲間探しでも、相手の雰囲気がわかる写真があると安心感につながります。
初回の待ち合わせ場所をどう決めるかで安全性が変わる
アプリで知り合った人と初めて飲みに行くとき、待ち合わせ場所は人通りの多い駅前や、チェーン居酒屋の入り口など「公共性のある場所」にするのが基本です。
個人経営の隠れ家的なバーは雰囲気が良くても、初対面には向きません。
お互いに素性がわかっていない段階では、人目があって出入りしやすい場所を選ぶ方が、双方にとって安心です。
特に女性の場合、初回は昼間のランチ飲みや早い時間帯のカフェをはさむ方法もあります。
「いきなり夜の居酒屋」より、お互いに話しやすい状況を先に作ることで、次回の飲みにつながりやすくなります。これ、当たり前のようですが実際に最初から夜の個人店を指定してくる人は少なくないので、改めて確認しておく価値はあります。
用途と状況を整理すれば、自分に合うアプリが一つに絞れる
ここまでを踏まえると、選び方は意外とシンプルです。
「仲間づくり重視」か「恋愛もあり」かで最初の一択が決まる
最初に選ぶアプリは、用途によってはっきり分かれます。
純粋に飲み仲間が欲しい、同性・異性問わず「飲みが好きな人と話したい」という人は、そろよいを最初に試してみるのが妥当です。
飲みに特化した設計で、出会い色を強くせずに使えるからです。
飲みをきっかけに異性との出会いも視野に入れているなら、ペアーズかタップルが現実的な選択肢です。
ペアーズはマイタグで「ひとり飲み好き」と設定でき、趣味ベースで絞り込める分、会話の入り口がつかみやすいです。
- 仲間づくり重視(同性もOK):そろよい・ノミトモ
- 異性との出会い+飲み:ペアーズ・タップル
- 即日・当日対応:そろよい・ハッピーメール
- 地方・出張先でも:ペアーズ・with
迷ったら、まず1つだけ登録して2週間使ってみてください。
複数を同時に入れると比較できる半面、どれも中途半端になりがちです。
よくある質問
- ひとり飲みの仲間を探せるアプリで、無料で使えるものはありますか?
-
そろよい・ノミトモ・アワーズは基本無料で利用できます。ハッピーメールは登録時に1,200円相当の無料ポイントがもらえるため、最初のメッセージを無料で送ることも可能です。マッチングアプリ系は女性無料・男性有料の設計が多いです。
- 飲み仲間探しアプリで、同性の友達を見つけることはできますか?
-
飲み特化型のそろよい・ノミトモ・アワーズは同性同士の利用を想定しています。ペアーズやタップルは異性との出会いが前提の設計のため、同性の飲み仲間を探すなら飲み特化型アプリの方が向いています。
- ひとり飲みアプリで知り合った人と実際に飲みに行くとき、安全に会うには?
-
初回は人通りの多い場所で待ち合わせし、チェーン居酒屋など出入りしやすい店を選ぶのが基本です。個人情報は会ってから徐々に共有する形にし、不安があれば昼間のランチ飲みから始める方法もあります。
- 飲み仲間を探せるアプリと、通常のマッチングアプリの違いは何ですか?
-
飲み特化型アプリは「飲みを目的とした仲間づくり」に設計されており、恋愛・婚活が前提ではありません。一方でペアーズ・タップルなどのマッチングアプリは恋愛・交際が主目的で、飲みはあくまできっかけとして機能します。目的によって使い方が変わります。
- 地方在住でも飲み仲間を探せるアプリはありますか?
-
会員数が多いペアーズ・withは地方でも候補が見つかりやすいです。そろよいは全国4,000店舗の一人飲みOK店と連携しているため、地方の店探しと同時に仲間を探すことも可能です。ただし都市圏より候補が少なくなる点は考慮しておいてください。
まとめ:ひとり飲みの仲間探し、アプリを一本に絞って動いてみる
飲み仲間を探せるアプリは、用途によって向き不向きがはっきり分かれます。同性の仲間づくりならそろよい系、異性との出会いも視野に入れるならペアーズ・タップル、今夜すぐ動きたいならハッピーメールかそろよい。
この軸を決めるだけで、選択肢はかなり絞れます。
正直、どのアプリが自分に合うかは使ってみないとわからない部分があります。口コミが良くても、自分の住む地域でアクティブなユーザーが少なければ機能しません。
まず1つ選んで、2週間程度は続けてみることをすすめます。
ひとり飲みが好きな人が「誰かと飲みたい」と思う瞬間は、決して珍しくない。そのときにすぐ動ける準備をしておくかどうかで、夜の過ごし方の選択肢が増えます。
アプリは手段です。
飲み仲間が増えることで、ひとり飲みの楽しさもまた違う形で広がることがあります。


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