70代向けマッチングアプリを調べていると、選択肢の多さに戸惑うことがあります。「シニア向け」と書かれていても、実際に同年代がどれくらいいるのか、使いやすいのか、安全なのか、見えづらいんだと思います。
この記事では、茶飲み友達を探したい人から再婚を考えている人まで、目的ごとにアプリを整理しました。
登録前に確認しておきたい選び方の基準や、トラブルを防ぐための知識も一緒にまとめています。
70代がマッチングアプリを使い始めている、その現実

「70代には関係ない」と思っていたのに、同世代の出会いが急増している
定年後の生活が落ち着いてきたころ、ふと「このままでいいのだろうか」と感じることはありませんか。毎日の習慣はあっても、誰かと話す機会が減った、出かける用事がない、そういう静かな変化に気づくとき、同世代の出会いへの関心が生まれてきます。
中央大学・山田昌弘教授監修の調査によれば、70代の約74%が恋活を前向きに楽しんでいるという結果があります。「この年齢では」と自分で線を引いていても、実際の意識はずっと前向きなんです。
マッチングアプリの累計会員数で見ると、マリッシュでは50代〜70代以上の割合が15%、ユーブライドでは13%を占めています。
数字だけ見るとピンとこないかもしれませんが、400万人規模のサービスで15%というのは、相当な人数です。同年代が「すでに動いている」という現実があります。
以前は「マッチングアプリは若い人のもの」という認識が強く、70代向けのサービスもほとんどありませんでした。ただ、シニア層の利用者が増えるにつれて、運営側も年配ユーザーを意識した設計に変えてきているんです。
UIのわかりやすさ、電話サポートの充実、写真なし登録への対応など、以前とは環境が変わっています。
茶飲み友達から再婚まで、求める距離感が人によってまったく違う
70代でマッチングアプリを使う人の目的は、一つじゃありません。
近くに話し相手が欲しいだけという人もいれば、趣味を一緒に楽しめる仲間を探している人、死別や離婚を経験して改めて人生のパートナーを探したいと考えている人もいます。
同じ「出会い」という言葉でも、求める距離感がまったく異なります。
調査では、婚姻届を出さない選択をした人が62.5%、別居を望む人が54.8%という結果も出ています。籍を入れることにこだわらず、事実婚や週末婚という形を選びたい70代は少なくないんだと思います。
目的がはっきりしていないと、アプリを選ぶ軸も見えてきません。まず「どんな関係を築きたいのか」を自分の中で整理してから、サービスを選ぶ順番は外せません。
アプリを試して後悔した人と、出会えた人の間にある一つの差
うまくいかなかった、という声と、実際に良い出会いがあった、という声は両方あります。その差を分けるのは、アプリの選び方というよりも「最初の設定の仕方」にあることが多いです。
プロフィールを空欄に近い状態で登録して、待っているだけ、というパターンが一番うまくいかない典型です。相手も同じように情報が少ない状態では、アプローチする理由がありません。
写真と自己紹介に少し時間をかけて、「この人と話してみたい」と思わせる情報を入れることが、最初の壁を越える鍵です。
まず上位3〜4個のアプリに無料登録して、近いエリアに同年代がどれくらいいるか確認するところから始めてみてください。会員数の多いアプリを選ぶことが、安心な出会いのコツになります。
目的別に選ぶ70代向けマッチングアプリ8選

同年代だけの安心環境で使いたい人に向いているアプリ
70代が使いやすいマッチングアプリを選ぶとき、「同世代が多い」という条件は外せません。若い会員がほとんどのアプリに登録しても、出会える相手がいないんです。
以下に、70代が使いやすい環境が整っているアプリをまとめました。
| マリッシュ | ペアーズ | パートナーズ | シンシアリーユアーズ | |
|---|---|---|---|---|
| 50代以上の割合 | 15% | 6% | 40代〜90代対応 | 30代〜60代 |
| 男性月額費用 | 3,400円〜 | 4,100円 | 2980円 | 2,000円 |
| 女性費用 | 完全無料 | 完全無料 | 完全無料 | 完全無料 |
| 本人確認 | ||||
| 再婚・シニア対応 | 大人数だが若年層中心 | ペンパル向け |
シニア専用・中高年専用のサービスの方が、同世代と出会える確率は上がります。ただし会員数が少ないと、近くに相手がいないというケースも出てきます。
地方在住の方は、会員数の多いサービスを優先した方が現実的です。
**70代に向くアプリの特徴**- 中高年会員が多い
- 本人確認が必須
- サポート体制がある
- 操作が簡単
- 目的が明確に設定できる
この条件がそろっているかどうかを登録前に確認することで、使い始めてから「思ったのと違った」という状況を防ぎやすくなります。
再婚・真剣な婚活を前提にしたい人に向いているアプリ
先に答えを言うと、再婚を真剣に考えているなら「マリッシュ」か「ユーブライド」が最有力です。
マリッシュは累計400万人の会員数を持ち、50代〜70代以上の会員比率が15%と、婚活系アプリの中では高い水準にあります。離婚歴・死別の方が多く登録しているため、お互いの事情を理解した上で関係を築きやすい環境です。
男性は月額3,400円〜、女性は完全無料という料金体系で、24時間365日の監視パトロールもあります。
ユーブライドは累計300万人規模で、50代〜70代以上の割合が13%。成婚退会者の75%が登録から6ヶ月以内に相手を見つけているというデータも公式が公表しています。
年収証明などの提出制度もあり、相手の情報を事前に確認しやすい設計です。
マッチドットコムは月額費用が男女ともに必要なサービスで、有料登録から1〜2週間後に50%OFFクーポンが届くキャンペーンを実施していることがあります。婚活目的が明確な人が集まりやすいという特性があります。
再婚には、相続や年金、子供との関係など、若い世代とは異なる現実的な課題も出てきます。アプリで出会いを見つけることと、その後の生活設計は別の話として、家族ともきちんと話し合いながら進めることをおすすめします。
茶飲み友達・趣味仲間など「ゆるい出会い」から始めたい人に向いているアプリ
結婚や恋愛を前提にしなくてもいい、話し相手が欲しいだけ、趣味が合う人と出かけたい、そういう「ゆるい出会い」に向いているアプリも複数あります。
「華の会メール」は50代以上が8割を占めるメール交換型のサービスで、1P10円・210円で3回閲覧無料というシンプルな料金体系です。SNSや複雑な機能が苦手な方でも使いやすい設計になっています。
趣味日記の機能があり、共通の趣味から自然な交流が始まるのが特徴です。
「シンシアリーユアーズ」は男性月額2,000円で使えるペンパル・友人探し向けのサービスです。恋愛や婚活を急がず、文通感覚でじっくり相手を知っていける点が、70代の方に合っているという声があります。
ゆるい出会いから始めたい場合、婚活特化のアプリより文化が合わないことがあります。結婚前提の相手が多いサービスに「友達から」という姿勢で登録すると、お互いの認識がすれ違いやすいんだと思います。
目的に合ったサービスを最初に選ぶことが、余計な摩擦を生まないコツです。
**ゆるい出会い向けサービスの選び方**- 友達・文通OK記載を確認
- 60代以上の会員比率を確認
- 無料で相手の様子を見られるか
- 趣味・日記機能があるか
急かされない、急かさない環境で出会いが始まる方が、70代のペースに合っています。
70代がアプリを選ぶ前に整理しておくべき基準がある

「登録無料」と「完全無料」は意味がまったく異なる
マッチングアプリのほとんどは「登録無料」と表示されています。ただ、これは「アカウントを作るだけなら無料」という意味で、実際にメッセージを送ったり相手のプロフィールを見たりするには有料登録が必要なサービスがほとんどです。
料金体系はサービスによってかなり差があります。
男性が月額3,400円〜のサービス、月額4,100円のサービス、月額1,690円〜のサービスと様々で、女性が完全無料のものがほとんどです。長期プランを選ぶほど月額単価が下がる仕組みになっています。
注意が必要なのは、「無料で十分使える」と書かれているサービスでも、実際に相手とやり取りする段階では有料機能が必要になるケースが多い点です。最初に「どの段階から費用がかかるか」を確認してから登録するのが、余計な混乱を避けることにつながります。
**費用確認のポイント**- 無料の範囲を先に確認
- 月額か都度課金かを確認
- 解約方法を登録前に確認
- 長期プランの縛りを確認
料金体系は各サービスの公式サイトで確認できます。登録後に「思ったより費用がかかる」と感じることがないよう、事前に見ておいてください。
本人確認と監視体制の有無が、トラブルを防ぐかどうかを左右する
マッチングアプリで最も多いトラブルは、相手が実在しない業者やロマンス詐欺です。70代の利用者を狙った被害も実際に報告されており、安全対策が整っているサービスかどうかを確認することは必須です。
信頼できるサービスには「本人確認が必須」「24時間365日の監視パトロール」「不審なメッセージの自動検出」という三つの対策が共通しています。本人確認を公的証明書で行っているサービスは、業者や偽アカウントが入りにくい設計になっています。
逆に、本人確認が任意で、監視体制についての記載がないサービスは、業者の割合が高くなりやすいです。「登録者数が多い」「有名」というだけで選ぶのは、ここが判断できていない状態です。
年齢層の分布を確認しないと、同世代と出会えない現実がある
これは上位サイトが共通しておすすめする「会員数の多いアプリを選ぶ」という基準に、一つ補足が必要なところです。
ペアーズは累計2,500万人と業界最大規模ですが、50代以上の割合は6%、タップルでは1%です。
会員数が多くても、70代が出会える相手の絶対数は少なくなります。一方でマリッシュは400万人という規模でも、50代〜70代以上が15%を占めているため、実際に会える相手の数は大手アプリより多い場合があります。
「総会員数が多いから安心」という選び方は、70代には当てはまらないことがあります。
年齢層の分布を確認した上で、同年代が実際にいるかどうかを判断するのが、遠回りに見えて一番の近道です。
| マリッシュ | ペアーズ | ユーブライド | タップル | |
|---|---|---|---|---|
| 累計会員数 | 400万人 | 2,500万人 | 300万人 | 2,300万人 |
| 50代以上比率 | 15% | 6% | 13% | 1% |
| 70代向け適合 | 若年層中心 | |||
| 女性無料 |
70代が実際に出会える相手数を考えると、シニア層の比率が高いサービスを優先した方が現実的です。
70代がマッチングアプリで実際に動くとき、こうなっていく
プロフィール写真と自己紹介で印象が大きく変わると気づく
登録したものの、なかなか「いいね」が来ない、という状況に直面することがあります。そのほとんどは、プロフィールの情報が少ないか、写真が良くないことが原因です。
写真は屋外で撮ったものが一番好印象を持たれやすいです。表情が見えない、暗い、古い写真、というのは避けた方が良いです。
「この年齢で写真を載せるのは」という気持ちもわかりますが、写真なしでは相手も安心してアプローチできません。
自己紹介文は、趣味・日常の過ごし方・どんな人と出会いたいか、この三つを入れるだけで印象が変わります。「よろしくお願いします」だけの一行では、相手が話しかける糸口がないんだと思います。
ここは「自分を良く見せよう」という感覚より、「等身大の自分を伝える」方向が合います。
70代ならではの経験や価値観を正直に書く方が、同年代の相手には刺さります。
最初のメッセージからリアルで会うまでの自然な流れ
マッチングしてからどう進めるか、という流れが見えないと不安になりやすいです。一般的には「マッチング→メッセージ交換→電話・ビデオ通話→実際に会う」という順序が自然です。
いきなり会う約束を求めてくる相手は、少し警戒が必要です。逆に、メッセージだけ続いてなかなか進展しない状況もあります。
アプリによっては「デート調整代行」機能が用意されており、日程や場所の調整をサポートしてもらえるサービスもあります。
初めて会う場所は、人目のある昼間のカフェやレストランが安心です。自宅への誘いや、人気のない場所を指定してくる相手には応じないことをお勧めします。
**初回デートで確認したいこと**- 昼間・公共の場所を選ぶ
- 行き先を信頼できる人に伝える
- 個人情報を早期に渡さない
- 違和感を感じたら次回はなし
慌てる必要はありません。自分のペースで進めることが、良い出会いにつながります。
ロマンス詐欺・業者を見分けるために知っておくべき特徴
シニア層を狙った詐欺は、年々手口が巧妙になっています。「この年齢でそんな話は来ない」という感覚は、むしろ危険なんです。
ロマンス詐欺の典型的なパターンがあります。プロフィール写真が明らかにモデルのようなきれいな写真、メッセージのレスポンスが異様に速い、急に「好きになった」「あなただけ」という言葉が出てくる、そして最終的にお金や投資の話が出てくる。
このどれかに当てはまる場合、業者や詐欺の可能性があります。
以前は「よく知らない相手から突然感情的な言葉が届いても、返してしまう方が少ないのでは」と思っていました。ただ、実際に被害が多発しているという情報を見て認識が変わりました。
最初は自然な会話から始まり、少しずつ関係を深めてから切り出すのが今の詐欺の手口です。
**業者・詐欺の典型的なサイン**- プロフィールの写真が完璧すぎる
- 海外在住・単身赴任を強調する
- 早い段階で愛情表現が出る
- LINEへの移行を急かす
- 投資や送金の話が出る
一つでも当てはまったら、相手のプロフィールをサービス側に通報する習慣をつけてください。悩む前に報告することが、自分を守ることにつながります。
よくある疑問と、アプリ以外の選択肢も確認しておく
「この年齢でアプリは恥ずかしい」という感覚が変わった理由
明治安田の「いい夫婦の日に関するアンケート調査2024」では、1年以内に結婚した夫婦のうちマッチングアプリがきっかけだったケースが2年連続でトップ(29.8%)となっています。もはやアプリで出会うことは、若い世代だけの話ではありません。
70代でマッチングアプリを使うことへの戸惑いは、自然な感覚だと思います。ただ、その戸惑いの正体はほとんどの場合「慣れていないことへの不安」であって、「やってはいけない」とは別のものです。
97.5%が「人生を楽しむ終活を実践中」と答え、楽しむ終活の1位が「恋愛・パートナー探し」(79.8%)という調査結果があります。
同世代の意識が変わっているんだと思います。
周りがどう思うかより、自分が何を求めているかを基準にして良い時代です。
結婚相談所・シニアサークルとマッチングアプリで出会い方がどう違うか
結婚相談所は、費用が高めで、カウンセラーのサポートを受けながら本人確認済みの相手と出会えるのが特徴です。真剣度は高いですが、初期費用が数十万円かかるケースも多く、試しに使ってみるという感覚には向きません。
シニアサークルや地域の集まりは、自然な形で同年代と顔を合わせられる場です。アプリが苦手な方には合っている選択肢ですが、出会える相手の範囲が地域に限定されます。
マッチングアプリは、自宅にいながら全国の同年代と出会える点が最大の違いです。費用は月額数千円程度から始められます。
ただし自分でプロフィールを設定してアプローチする必要があり、最初は手間がかかるのが本音です。正直、どれが一番というより、自分がどのくらい積極的に動けるかによって向き不向きが変わります。
結婚相談所は候補に挙がりますが、費用と手続きの負担が大きいため、まずアプリで試してみてから検討するという順序が、70代には現実的だと考えます。
まず一つ登録して動き出すことで、次の展開が見えてくる
上位3〜4個のアプリに無料登録して、近いエリアに同年代がどれくらいいるか確認することから始めてみてください。これだけでも、「使えそう」「思ったより会員がいる」「自分には向いていない」という判断ができます。
一つ動いてみると、次に何をすればいいかが見えてきます。考えているだけでは、何も変わりません。
よくある質問
- 70代がマッチングアプリを使うのは安全ですか?
-
本人確認が必須で、24時間365日の監視体制があるサービスを選べば、安全性はかなり高まります。マリッシュやユーブライドはその条件を満たしています。ロマンス詐欺の手口を事前に知っておくことも大切です。
- 70代向けマッチングアプリで同世代と出会えますか?
-
サービスによって年齢層は大きく異なります。マリッシュは50代〜70代以上の会員比率が15%、ユーブライドは13%で、シニア層が比較的多く集まっています。総会員数が多いアプリでも、若年層が中心の場合は同世代と出会いにくいので、年齢層の分布を確認してから登録してください。
- 70代の女性はマッチングアプリを無料で使えますか?
-
マリッシュ、ペアーズ、ユーブライド、パートナーズなど、多くのサービスで女性は完全無料または基本無料で利用できます。男性は月額3,400円〜4,100円程度が相場です。
- 70代がマッチングアプリで再婚を目指すことはできますか?
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再婚を前提に利用している70代は実際にいます。マリッシュやユーブライドは再婚・婚活目的のユーザーが多く、真剣度の高い出会いがしやすい環境です。再婚後の相続や年金、子供との関係など、生活設計についても事前に家族と話し合っておくことが大事です。
- 操作が苦手でもマッチングアプリは使えますか?
-
スマートフォンの基本操作ができれば、多くのアプリは使えます。シニア向けに設計されたサービスは、ボタンが大きく操作がシンプルになっています。電話サポートがあるサービスを選ぶと、使い方で困った際に対応してもらえます。
まとめ:70代の出会いを、どのアプリから始めるか
70代向けマッチングアプリは、目的によって選ぶべきサービスが変わります。
再婚・婚活が目的ならマリッシュかユーブライド、茶飲み友達や文通相手を探したいなら華の会メールやシンシアリーユアーズが合いやすいです。
選ぶときの基準は、「会員数の多さ」よりも「同年代の会員比率」「本人確認の有無」「監視体制」の三つを先に確認することです。この三つが整っているサービスを選ぶだけで、トラブルのリスクとすれ違いを大きく減らせます。
ここで整理したことが全員に同じように当てはまるかというと、正直そうでもありません。地域によっては同年代の会員が少ないサービスもありますし、自分に合う相手が見つかるかどうかは、登録してみなければわからない部分があります。
ただ、動き出さなければ何も始まらないのも事実です。まず一つ、無料登録してプロフィールを作ってみてください。
それだけで、次の一歩が見えてくると思います。


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