アラフィフという年代になると、ふとした瞬間に「これでいいのかな」と立ち止まることがあります。仕事も家庭も一通りこなしてきた。
でも、何か夢中になれるものが欲しい。そんなとき「推し活」という言葉が目に入っても、「今さら自分が?」と動き出せないでいる人は少なくないです。
この記事は、推し活を始めたいけれど最初の一歩が踏み出せずにいるアラフィフ世代に向けて書きました。
年齢を理由に諦めることが、実はいちばんもったいない選択だと思っています。
アラフィフから推し活を始めようとして「でも今さら…」と動けずにいる

推し活に興味を持ちながら、検索画面を閉じてしまう。
そういうパターン、珍しくないです。
「若い子の文化でしょう」「今から始めても遅すぎる」「周りに同世代でやっている人がいない」。こうした言葉が頭の中をぐるぐるして、結局何も行動できないまま1週間、1ヶ月が過ぎていく。
でも、少し立ち止まって考えてみてほしいです。その「今さら感」は、どこから来ているのでしょう。
「若い子の文化に入っていけない」という思い込みが邪魔をしている
推し活を「10代・20代の文化」だと感じている人は多いです。確かに、SNSで目にする推し活の光景は若い人が多いかもしれない。
でも実際には、アラフィフ世代以上のファンは数多く存在します。
あるアンケートでは、推し活をしている人の年齢層として50代以上が約14%を占めるという結果も出ています。少数派ではあるものの、決してゼロではないということです。
「若い人の場所に入っていけない」という感覚は、実際に行ってみると拍子抜けするほど根拠のないものだったりします。ライブ会場やイベント会場には、さまざまな年齢層のファンがいて、共通しているのは「この人が好き」というただ一つの気持ちだけです。
思い込みが、実際の経験より先に動いてしまっている状態。それが「今さら感」の正体です。
- 「若い人だけ」は誤解
- 現場には幅広い年齢層
- 共通点は「好き」という気持ち
- 見た目より中身が先に動く
この誤解を手放すだけで、推し活への入口はぐっと近くなります。思い込みを検証する前に諦めてしまうのが、一番もったいないパターンです。
始める前に諦めると、この先も何も変わらないままだとわかる
「今さら感」を理由に動かないでいると、来年も同じ場所に立っています。
「夢中になれるものを見つけたい」という気持ちは本物なのに、始めないことを選んでしまう。
するとその気持ちだけが残って、また別の何かを探し始める。
このループに入っている人、意外と多いです。
推し活に限らず、新しいことを始めるタイミングに「ちょうどいい時期」はほとんど存在しません。
20代だったら始めやすかったかもしれない、とも言い切れないんだと思います。人は何歳でも「今さら感」を感じるものだから。
動かない選択をし続けることの代償は、ゆっくりと積み重なっていきます。
50代目前だからこそ、時間もお金も自分のために使える状況が整っている
アラフィフという時期は、実は推し活を楽しむための条件が整っている年代です。
子育てがひと段落していたり、職場での立場がある程度安定していたり。20代・30代の頃と比べて、時間とお金の使い道を自分で決めやすくなっている人が多いです。
ここが若い世代との大きな違いです。
推し活の楽しみ方は、費用をかけようと思えば青天井だし、100円ショップのグッズを使って自作アイテムを作る楽しみ方もできます。
どこまで使うかを自分でコントロールできる財力と判断力が、アラフィフにはあります。
「まだ始めていない」ということは、「これから始められる」ということでもあります。
推し活に”乗り遅れた”と感じているアラフィフがつまずきやすい壁がある

「よし、始めてみよう」と思っても、最初の入口で止まってしまう人は少なくないです。どこでつまずきやすいのか、整理しておきます。
「何を推せばいいかわからない」最初の入口で止まってしまう
推し活を始めようとしたとき、最初の壁は「推しを見つけること」だったりします。
アイドル、俳優、アニメキャラクター、声優、スポーツ選手、バンド…推しの対象は無数にあって、どこから手をつければいいか分からなくなる。「全員似たように見える」「名前を覚えられない」と感じて、最初の段階でフリーズしてしまう人は珍しくないです。
たとえば、乃木坂・櫻坂・日向坂といったグループを耳にしても、最初はどの子が誰なのかまったく分からないというのはよくある話です。それが普通です。
ただ、推しを「探す」のではなく、「出会う」という感覚でいる方がうまくいきます。テレビに出ているタレントさん、動画でたまたま見た人、SNSで流れてきた映像の中で「なんか気になる」と思った人。
その「なんか」を大切にするだけで十分です。
- まずは「気になる」で十分
- 動画・SNSで自然に流れてきた人を見る
- グループなら一番目に留まった子に注目
- 名前を覚えなくても問題なし
「推し」は最初から決めるものじゃなくて、気づいたらそうなっていた、というのが正直なところです。
最初から「正解の推し」を探そうとすると、必ず迷います。
グッズ・ライブ・SNS…どこから手をつけるか迷って結局やめてしまう
「推しはできた。でも何をすればいい?」という段階でまた止まる人もいます。
推し活のやり方は人それぞれで、グッズを集める人もいれば、ライブや握手会などのイベントに通う人、SNSで情報収集するだけの人もいます。どれが「本当の推し活」なのかという答えはありません。
ただ、最初からすべてをやろうとすると確実に疲弊します。
まず「自分がどの楽しみ方が合っているか」を試すことから始める方が、長続きします。ライブに行く必要も、グッズを買いそろえる必要も、最初はまったくないです。
- 動画を観るだけでOK
- SNSで情報収集だけでもOK
- グッズは「欲しいと思ったとき」でいい
- ライブは「行きたくなったら」考える
- 全部やろうとしない
「推し活らしいことをちゃんとやらなければ」という謎のプレッシャーを手放すことが、実は一番大事です。
同世代の仲間がいないと感じて、ひとりで続けていくのが不安になる
推し活を始めてみたものの、「周りに同じ趣味の人がいない」という孤独感を持つ人もいます。
家族には話しにくい。
職場では「えっ、アイドルにはまってるの?」という反応が来そうで言い出せない。
こういう状況、珍しくないです。
ただ、ひとりでも推し活は成立します。ライブに600〜700人が集まる現場では、むしろひとりで参加している人は多いです。
SNSでも同世代のファンが情報交換しているコミュニティは普通に存在します。
最初はひとりでも、続けていると自然に繋がりが生まれてくるのが推し活の面白いところです。無理に仲間を作ろうとする必要はなく、まず自分が楽しむことを優先してください。
アラフィフの推し活は、若い世代よりも深くハマれる理由がある

率直に言うと、アラフィフ世代の方が推し活を深く楽しめる条件が揃っています。上位サイトが「推し活に年齢制限はない」と述べている点は同意します。
ただ、ここで一歩踏み込んで言いたいのは、「年齢制限がない」だけでなく「アラフィフだからこそより楽しめる」という話です。
経済力と自由な時間が、推しとの関わり方の選択肢を広げていく
推し活を楽しむ上で、お金と時間は現実的に大事な要素です。
20代の頃は、ライブに行きたくても遠征費が捻出できなかった、グッズを買いたくても給料が足りなかった、という状況がよくあります。アラフィフになると、その制約が大きく変わっている人が多いです。
ライブに行くかどうか悩まなくていい。
遠方のイベントにも行ける。気に入ったグッズは買える。
この選択の自由が、推し活の満足度をかなり高めます。
もちろん、使いすぎには自分でブレーキをかける必要があります。推し活の予算管理は最初に決めておくのが賢明です。
ただ、その判断ができるのもアラフィフの強みです。
人生経験があるぶん、推しの言葉やストーリーに共鳴する感度が高い
これが、個人的に一番大きな差だと思っています。
苦労を乗り越えてステージに立っているアーティスト、何度も挫折しながら夢を追い続けているスポーツ選手、グループの解散危機を乗り越えてきたアイドル。そういったストーリーに触れたとき、人生経験の厚みが共鳴の深さに直結します。
10代・20代の頃には「なんかかっこいい」くらいにしか感じなかったものが、アラフィフになると「この人の生き方に心を動かされる」という感覚に変わります。
推しの言葉が刺さる。推しの頑張りに自分が励まされる。
この質の違いは、経験を積んだ人間にしか持てないものです。
名前をつけるなら「共鳴型推し活」とでも言うべき状態で、情報として追いかけるだけでなく、推しの存在が自分の日常に深く染み込んでいく感覚です。
「夢中になれるものがある毎日」が、体と気持ちに変化をもたらしていく
推し活をしている人が口をそろえるのが、「毎日が変わった」という感覚です。
推しのライブがある週末に向けて体調を整えようと思う。推しの新曲が出るから仕事を早く終わらせようとする。
次のイベント前には少し早起きしてSNSをチェックする。
こうした「楽しみに向かう動き」が日常のリズムを作ります。
アラフィフ世代は、日々の生活が惰性になりやすい時期でもあります。
仕事もある程度こなせるようになって、家庭も落ち着いてきて、刺激が減っていく。そこに「この人が好き」という感情が入ることで、毎日の色が変わります。
これは大げさな話ではなく、「心のビタミン」という表現がしっくりくる変化です。気持ちが前を向いていると、体にも影響が出てくる。
推し活が趣味以上の意味を持つのは、そこにあります。
アラフィフが今日から無理なく推し活を始めるための最初の一歩を整理しておく
「よし、やってみよう」と思えた人のために、具体的な入口を整理しておきます。難しく考える必要はまったくないです。
まず「好きかもしれない」という感覚を起点に推しを絞り込んでいく
推しを見つける一番シンプルな方法は、「なんか気になる」という感覚を放置しないことです。
テレビを見ていてふと目が止まった人。ニュースで名前を聞いて検索した人。
娘や息子が話していたアーティスト。そのどれもが入口になり得ます。
「好きかどうかまだ分からない」で十分で、もう少し見てみようという気持ちがあれば、それで始められます。
ちなみに、「推しはひとりじゃないといけない」というルールもありません。複数いて当然ですし、途中で変わることも全然ありです。
最初から「この人に決めた」と固める必要はないです。
- 「なんか気になる」を大事にする
- テレビ・SNS・家族の話が入口になる
- 推しは複数いてもいい
- 途中で変わっても問題なし
- 最初から「好き」じゃなくていい
入口はどこでもいいんです。「完璧な推しの見つけ方」を探しているうちに機会を逃すより、「ちょっと気になる人を調べてみる」の方がずっと早く進みます。
SNSと動画だけでも十分に推しの世界に入っていけると気づく
推し活を「現場に行くこと」だと思っていると、ハードルが一気に上がります。
でも実際には、スマホ一台で推し活は始まります。
YouTube・TikTok・Instagramには、推しの出演動画・ライブ映像・インタビュー・日常の様子など、大量のコンテンツが存在します。最初はここを眺めるだけで十分です。
Xでは同じ推しを持つファンが情報共有しているので、タグを検索するだけでコミュニティの空気が分かります。自分から発信しなくても、眺めているだけでも十分楽しめます。
SNS上での推し活は、時間もお金もかかりません。夜寝る前のちょっとした時間に動画を見るだけでも、「今日の推し活」として十分です。
まずここから入ってみてください。
現場(ライブ・イベント)に行くタイミングと準備を事前に確認しておく
「いつか現場に行ってみたい」という気持ちが出てきたら、事前に知っておくべきことがいくつかあります。
ライブチケットは、人気アーティストの場合は抽選が基本です。
ファンクラブに入会している人が優先されることも多いので、早めの段階でファンクラブや公式サイトの仕組みを確認しておくと後が楽です。初めて現場に行くときは、平日昼間の小規模なイベントや地方会場の方が比較的チケットを取りやすい場合があります。
握手会やサイン会などのイベントでは、CDや書籍の購入がセットになっていることもあります。事前にどういう仕組みか調べてから動くと、当日迷わずに済みます。
- 公式サイトをまず確認
- ファンクラブ登録が先決の場合も
- 小規模イベントから始めると入りやすい
- 事前に会場・持ち物情報を調べる
- 服装・うちわ等のルールを確認
現場は行ってみると「こういう雰囲気なのか」と思うことがほとんどです。ネット上の情報だけでは分からない熱量がある。
最初は緊張しますが、それも含めて楽しめます。
よくある質問
- アラフィフで推し活を始めるのは本当に遅くないですか?
-
遅くないです。推し活に年齢制限はなく、アラフィフ世代のファンは現場にも普通にいます。むしろ経済力と人生経験があるぶん、深く楽しめる条件が整っている年代です。
- 推し活をしているアラフィフは実際にどのくらいいますか?
-
正確な数字は公式には出ていませんが、推し活をしている人の中で50代以上が約14%を占めるというアンケート結果があります。決して珍しいことではないです。
- 推しが見つからない場合、どうすればいいですか?
-
焦る必要はまったくないです。テレビ・YouTube・SNSを普段通りに使いながら「なんか気になる」と感じた人を少し深掘りする、それだけで十分です。最初から「推し」を決めようとしなくていいです。
- 推し活にはどのくらいお金がかかりますか?
-
楽しみ方次第です。SNSで情報を追うだけならほぼ無料。グッズも100円ショップで自作するファンもいます。ライブや遠征を楽しむようになれば費用は増えますが、最初から大きな出費は必要ありません。
- アラフィフが推し活をしていることを、家族にどう伝えればいいですか?
-
最初から詳しく説明する必要はないです。「好きなアーティストの動画を見ている」くらいの軽い伝え方で十分。ハマり具合に合わせて少しずつ話す方が、家族も受け入れやすいです。
アラフィフが推し活を始めるのに「遅すぎる」は存在しない
「始めた人が口をそろえて言うのは、もっと早く始めればよかったということだ」という話があります。これは推し活に限らず、新しい趣味全般に言えることです。
でも推し活に関しては、アラフィフだから気づける楽しさも確実に存在します。
20代だったらもっとのめり込めたかもしれない。でも今だからこそ、推しの言葉にちゃんと意味を見出せる。
推しが頑張っている姿に、自分の何かが動く。その「動く」感覚は、人生を重ねた人間にしか持てないものです。
推しがいる毎日というのは、自分自身を大切にする理由が生まれる毎日でもあります。「この人のライブに行くために体調を整えよう」「新曲が出るから仕事を早く切り上げよう」。
小さいけれど、自分の気持ちを優先する機会が増えていく。
正直、推し活が全員に向いているかどうかは分かりません。やってみて「なんか違った」という可能性もゼロではない。
ただ、始める前から「自分には無理」と判断するのは、試した後に判断するより確実にもったいないです。
「好きかもしれない」という感覚が少しでもあるなら、まず動画一本だけ見てみてください。それだけで十分な、最初の一歩になります。


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